オランダの大手資産運用会社ROBECOの日本法人、ロベコ・ジャパン株式会社は2025年、個人投資家・機関投資家を対象とした第3期「資産形成プロジェクト」の始動を正式発表した。前回プロジェクトでの実績を踏まえ、より高収益かつ持続可能な資産形成を実現することを目的とする。

今回のプロジェクトでは、ロベコグループが世界各国で展開している運用商品の中から、グローバルおよびエマージング株式を対象としたクオンツおよびジャッジメンタル運用、さらには欧州クレジットやグローバル債券など厳選された戦略が日本の投資家向けに提供される。

ロベコ・ジャパンの古庄浩朗代表取締役社長は、「前回のプロジェクトの成功から得た知見をもとに、より高度な投資戦略を日本の会員の皆様に届けたい」と意欲を語った。

同プロジェクトの特徴は以下の通り:

専門チームによる高度な運用判断
市場動向をビッグデータと人間の判断で捉え、先見性のある投資判断を実行。

資本・リソースの統合活用
ロベコ本社との連携により、運用規模を拡大。リスク分散と効率的な資産配分を図る。

プレマーケット戦略への注力
大口取引やデイトレード、先回り戦略など高収益を狙う動的アプローチを導入。

世界水準のリスク管理体制
最新のリスク評価モデルを活用し、投資家の資産保全を強化する。

加えて、同社はグローバル市場のマクロ分析や、ポートフォリオの最適化戦略、実務部隊による迅速な対応などをアクションプランとして掲げている。

金融市場の不確実性が高まるなか、同社は「テクノロジーと金融インテリジェンスの融合こそが次世代の資産形成に不可欠」と強調。プロジェクトの発展を通じて、持続的な投資価値の創出を目指す。

今回の第3期プロジェクトは、ロベコ・グループ内での連携体制の深化とともに、世界の投資家への新たな価値創出のマイルストーンと位置付けられている。